施設でのお花見ドライブ

昨年に続き今年もコロナの影響で毎年行われていた家族参加のお花見行事は無かったが利用者のみで何日かに分けてお花見ドライブを実行して下さった。桜の時期は過ぎていたが行き先は高宮の「香六ダム公園」方面で車の中から春らしい景色を眺めて楽しんだようだ。又、別の日だったがいつもよりちょっと豪華な「お花見弁当」も施設の中で食べたようだ。家に帰ってからも「豪華な弁当だった」と喜んでいた。「食べ過ぎてお腹がしんどい」とも言っていたが豪華な弁当の事は覚えていて何度も何度も話してくれた。私は「良かったねぇ。施設が嫌だと言っているけど良い事もあるじゃない。家じゃあそんな御馳走は食べれんよ」と言って施設の良さをアピールしておいた。良い事もいっぱいある施設なのに母にとっては嫌な点だけが頭に残っているので困ったもんだ。以前私が「そんなに今の施設が嫌なら他に良い施設があるかもしれないので探してみようか?」と言った事があるのだがそんな時母は、「まぁ、よそに変っても同じじゃろう。今の方が慣れとるけぇええかもしれん」と言っていた。家が良いのは確かだが只、施設での愚痴をこぼしたいだけかもしれない。

             つづく